鶏が一日に産める卵は1個までです。
卵子(卵黄)卵管内に排卵されてから1個の卵ができあがるまでに24~27時間かかります。卵黄は肝臓で作られた卵黄前駆物質が血液で徐々に運ばれ、卵巣に到達すると、卵黄となる部分の中心から外側へ向けて徐々に蓄積し、7~12日間かけてゆっくり作られます。
飼料原料由来の色素や栄養素が卵黄に十分移行し安定するまでには2週間程度の期間が必要とされていますが、これは日々鶏が食べるエサの成分が、時間をかけて徐々に蓄積されるためです。
大きくなった卵黄が、卵管内に排卵されると、卵黄に卵白が付着し、その周囲に卵殻膜ができて、最後に卵殻ができて、最後に卵殻が形成され、産卵(放卵)されます。
先に排卵された卵黄が卵管内にあると、通常、次の排卵はありませんが、2個の排卵が同時か短時間に発生した場合、黄身が2つ入った二黄卵になります。
また、排卵がなくても組織小片等の異物を核として卵形成が始まり、卵黄の無い無黄卵が産まれることが安定しない若鶏では多くみられます。

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